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ペット喜怒哀楽

真相

切り裂きジャック

書名 : 真相 切り裂きジャックは誰なのか? 
著者 : パトリシア・コーンウェル
出版社: 講談社文庫だと\1552プラス消費税、単行本¥2100じゃ、たいしてかわらない。けど、単行本は場所取るし、寝そべって読みにくいし。

感想 : 30年も前のこと、謎の犯罪として文庫で扱われていた。
DNA検査等、現代科学捜査で追いつめた... 著者なのか作品中の検屍官なのか、かなり同一性を感じる... 創作というよりルポ? 面白いけれど、ネクロフォビア向き。最初に白黒の死体写真数葉あるし...

* 何百年も前から、女性が売春をするのは、遺伝的な血管のため、セックスの快楽を求めずにはいられないからだと考えられてきた。そうした説によると、不道徳な、あるいはふしだらな女にもいくつかのタイプがあり、比較的ましなのと、どうしようもないのがいる。めかけや情婦、尻軽女もけっしてほめられるべきではないが、もっとも罪深いのは売春婦だった。鹿子たちは自分の意志で売春をしており、そのみだらで忌まわしい生き方をやめようとしない、とトマス・へイウッドは0624年に発表した女性の歴史についての著作で述べている。(...)いったん娼婦になったら、一生娼婦のままよ。あたしを見てご覧。と彼女は言った。(...)避妊は神と社会への冒涜。女性がセックスを楽しむことが許される唯一の理由は、オーガズムによって受胎に必要な体液が分泌されるためと考えられていた。(...)19Cの男性は女性のオーガズムにひどくこだわっていた。(...)おそらく、「ふりをする」ケースもあっただろう。それを見につければ、赴任を男性のせいにできた。オーガズムをえられない女性がそのことを正直に認めると、女性のインポテンツと診断される可能性があった。そうすると医師による検査が必要になる。
(なんかなぁ、やってらんないって感じ。この論点、たしかテレザでも論議されていたような。)
* シーカットは傲慢で思いやりがなく、人をあやつるのがうまかったが、これらはサイコパスによく見られる特徴だ。魅力的な外観のしたに怒りをたぎらせていたことは、さほど明白ではなかった。だがかんしゃくを爆発させたり、サディスティックな遊びをしたことにそれが伺われる。他人の気持ちに無関心で、同情心や自責の念が欠如しているという特性に怒りが加われば、ジキル博士をハイド氏に変身させるための処方箋ができあがる。どのような肉体的精神的プロセスによってそれがおこるのかを、完全に解明することは不可能かもしれない。前頭葉の異常がサイコパスの原因なのか、それとも最古パスであるために前頭葉に異常がおこるのか? そのメカニズムはまだ分かっていない。
(なんかなぁ、誰かを彷彿させる...これって、DV夫の特性かも?)


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